ショッピングカートからの離脱を防止せよ!(インフォグラフィクス)

EC(Eコマース)

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Eコマースサイト(ネット通販)のサイトでは、ユーザーが商品を買い物カゴにいれたまま、チェックアウトを完了しないで、サイトを離脱するケースが非常に多い。これはカート離脱率(shopping cart abandonment)と呼ばれ、平均すると全体の65%の人がチェックアウトを完了せずに、サイトを離れて行ってしまう。Eコマースのビジネスにおいては、このカート離脱をどう抑えていくかが売上に直結していく事になる。

このカート離脱に関して、良くまとまったインフォグラフィクスがあったのでご紹介。後半は、カート離脱率を下げるためのチェックポイントがまとまっていておすすめだ。Eコマースのサービスを企画しようと考えている人は、一度目を通しておいて欲しい。

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まずは、基本的なEコマースの統計数字から。カートの離脱率は、なんと65%。全体の1/3の人がチェックアウトのプロセスで買わずに帰ってしまうのだ。転換率や単価は、商材によって大きくばらつく数字だが、全体の数字を抑えておくのは役に立つだろう。

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なぜ、ショッピングカートを離脱するのかをユーザーに聞いたアンケート結果。やはり大きいのは送料。商品が安いと思って、いざ買おうとすると送料が非常に高く、買うのをやめた事がある人は多いだろう。送料を分かりやすく表示するのは基本だが、案外出来ていないECサイトが多い。また、支払い手段を増やしたり、ゲストチェックアウト(個人情報を残さずチェックアウトできる機能)を実装するのも効果が高い。

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こちらは、カート離脱の原因に繋がる問題点だ。チェックアウトのプロセスを表示する、余計な情報を入れさせないなどと当たり前の事もあるが、チェックアウトボタン(Call to actionボタンと呼ぶ)を複数設置しない、グローバルナビゲーションを表示しないなどは、案外出来ていない事も多いのではないだろうか。いったん、チェックアウトプロセスに入ったら、いかに気持ち良くチェックアウトしてもらうかが重要なのである。

Eコマースはこういう細かい改善が重要だ。制作会社任せにするのではなく、自分で勉強して工夫をしていくことが収益につながるだろう。

出典:Shopping Cart Abandonment Rate Statistics [Infographic]

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