勉強で忙しい学生を支援!アルバイトやインターンの職探しに便利な「Campus Job」

経営・ビジネスハック

大学在学中の学生にとって、良い成績を取り、就職に向けて精神面や実務面で充分な準備をすることは、とても重要だ。

社会に出てから即戦力のある人材になるためには、やはり経験を積むことだろう。そこで多くの学生は、将来就きたい職業に関係するアルバイトやインターンシップ制度を利用する。しかし、学業、部活、サークルや学内活動など、学生も忙しい。そんななかで、短期でフレキシブルな仕事を探すことは想像以上に困難である。

そうした現状を打開すべく、ニューヨークを拠点に、学生と企業の架け橋となるWebサイト「Campus Job」が新設された。創設者は、2012年にペンシルバニア大学を卒業した、リズ・ヴェッセル(Liz Wessel)とJ・J・フリーゲルマン(J.J. Fliegelman)である。

campus-job_2.pngcampus-job_2.png出典:The Campus Job

学生限定のネット求人情報

学生は全て無料で、このプラットフォームを使用できる。登録後は成績・経験・趣味・連絡先など、履歴書同然に念入りなプロフィールを作成し、興味のある求人リストに応募する。

企業はまず無料でCampus Jobに登録し、求人情報を載せる。また、学生のプロフィールを基に、応募してほしい学生を指定し、特定のアルバイトに勧誘することも可能だ。企業は、学校ごとに掲載した求人情報に応募者が集まると、求人リスト1つあたり24ドルの料金を支払うことで、応募者の完全プロフィールを閲覧できる。

プラットフォームへの強いニーズ

2014年8月中旬にCampus Jobのベータ版がローンチして以来、同社は、このサービスの圧倒的な需要を確認している。ハーバード大学のような名門大学からコミュニティカレッジに至るまで、約500キャンパスの学生が登録しているという。

また、数千人の学生がCampus Jobに毎週新規登録しており、アイビーリーグの8大学、全国トップクラスのビジネススクールやエンジニアリングスクール、専門学校や美術大学など、幅広い分野の学生をユーザーとして獲得している。

主な仕事

何千ものパートタイムの仕事が掲載されているなかでも、やはり一番の人気は大学の構内で働ける、「キャンパス・レプ」と言われる仕事だ。要するに「営業」である。

企業の正社員に代わって、携帯電話やエネルギー補給ドリンクなどを学生に売る仕事である。このような仕事はキャンパス内から出る必要がないため、時間の節約になり、残りの時間をキャンパス内での別の活動に充てられるという点が人気の秘密だ。

そのほかにも、フリーランスライター、グラフィックデザイナー、家庭教師、ベビーシッターなど、さまざまな求人情報が掲載されている。

まとめ

Campus Jobは、学生と企業を結ぶネット上の求人・求職市場として、継続的な運営が期待されている。

需要と供給をうまく利用した、手ごろで能率の高い解決法を提供しているCampus Jobのビジネスモデルは、これからビジネスを立ち上げる人たちにとっても要チェックである。

同社のように、関わる全ての人々(Webサイト、学生、企業)に利益をもたらす、「共存共栄」こそが、この先のビジネスを成功につなげるひとつのカギではないだろうか。

参考元:?Campus Job Connects Companies With Students For Part-Time Work?The Campus Job?Campus Jobs snags $965K?Campus Job’s employment marketplace connects businesses with college students for more exciting part-time jobs

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