直帰率を下げるための5つのポイント

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普段、ウェブサイトの直帰率を確認していますか? 直帰率が低いサイトは、売上や問い合わせつながりにくくなってしまうことも。サイトパフォーマンスを上げるためには、直帰率の改善が必要です。今回は、直帰率を下げるためのポイントをご紹介します。

直帰率とは?

直帰率とは、ウェブサイトを訪れた訪問者が他のページを閲覧することなくサイトを去ってしまうこと。Googleは、ページの総訪問者数のうち、1ページのみを閲覧して去ってしまった人の割合を算出しています。「そのページの直帰数÷そのページから始まったセッション数×100」という計算式で導き出されます。

※「セッション」とは、ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの間に行う一連の行動のこと。あるユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでを1セッションとカウント。

※「離脱」とは、サイト訪問者が次の段階(ページ)に進まずに、他サイトに移動して退出したり、そのページを出口としてブラウザを閉じたりすること。

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離脱率との違い

「直帰率」と混同されやすいものに「離脱率」があります。これは、そのページが開かれた回数のうち、どのくらいの割合で「離脱」されたかを表すもので、「そのページの離脱数÷そのページのPV数×100」という計算になります。

「離脱率」を計算する際には、ユーザーがそのサイト内で何番目にそのページを訪れたかにかかわらず、そのページから離脱した割合を導き出します。一方、直帰率の計算では、「そのページで始まったセッションだけが計算の対象になる」点がポイントで、そこが大きな違いです。

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直帰率の平均値はどれくらいか

米国のデジタルトランスフォーメーション・エージェンシー customedialabsのデータでは、直帰率は以下のように示されています。あなたのサイトは平均値に比べてどうでしょうか?

EC、リテール 20~45%

B2B 25〜55%

リードジェネレーション 30~55%

ECを含まないサイト 35~60%

ランディングページ 60~90%

辞書サイト、ブログ、ポータルサイト 65~90%

[出典 Bounce Rate Benchmarks: What’s a Good Bounce Rate, Anyway?  CXL]

[出典 Bounce Rates: What’s Good, What’s Bad, and Why You Should Give a Damn  customedialabs]

 

直帰率を下げるためにやるべきこと

必ずしも「直帰率が高い」=「ユーザーがそのページに満足していない」ということではありません。例えば、ヘルプぺージであれば、ユーザーがその1ページを見ただけで知りたい情報を全て得られれば、必然的に直帰率は高くなるでしょう。

サイトやページの種類によって目安とすべき値は違ってきます。上で紹介した平均値を参考にしてみてください。あなたのサイトの直帰率が平均値より著しく高いといった問題がある場合には、直帰率を下げるために以下のような改善策が必要となります。

1 ユーザーの気持ちを理解する

誰がどんな目的で訪問しているのか? 性別、年齢は? どんな情報を探しているのか? といったことをチェックします。

例えば、ユーザーの性別、年齢といった基本属性に関しては、Googleアナリティクスのレポート画面から、[ユーザー]→[ユーザーの分布]と進み、[サマリー]レポートを開けば推測ベースのデータを確認できます。

ユーザーがどんな目的で訪問し、直帰しているかについては、同じくGoogleアナリティクスのレポート画面から、ある程度調べることができます。以下のような手順で、チャネルグループや参照元とメディアのペアごとのデータをチェックすることが可能です。少数のチャネルの直帰率のみが高い場合は、そのチャネルに使用している広告などに問題があるかもしれません。広告の内容がサイトのコンテンツに対して適切かを確認します。

  • チャネルグループごとに直帰率を確認する方法
  1. 左側にあるメニューから「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」の順にクリックします。
  2. 流入別のデータが表示されます。「行動」の項目の中に「直帰率」のデータがあります。
  • 参照元とメディアのペアごとに直帰率を確認する方法
  1. 左側にあるメニューから「集客」→「すべてのトラフィック」→「参照元/メディア」の順にクリックします。
  2. 参照元とメディアのペアごとのデータが表示されます。「行動」の項目の中に「直帰率」のデータがあります。

※参照元/メディアの欄には、「yahoo / organic」といった形で表示されます。この場合、「メディア」というのは、流入元の種類のことで、「参照元」とは、流入元が具体的にどこかを表します。例えば、「yahoo / organic」と表示されている場合は、yahoo検索の検索結果をクリックして訪れたユーザーということになります。

ユーザーがどんな情報を探しているかについては、検索キーワードをGoogleサーチコンソールなどで確認すると、見当がつきます。もしサイトの内容と関連性があまりないキーワードが使われているようなら、キーワードを見直す必要があります。サイトを訪れたユーザーが、「自分が思っていた内容とは違う……」と気づいてすぐに去ってしまっている可能性があるからです。

2 ビジュアル面のチェック

サイトを訪問したユーザーは、最初の数秒でサイトに興味があるかどうかを判断します。これはいわば、お見合いのようなもの。相手の第一印象を損ねていないかチェックします。特に、直帰率が高いうえに平均滞在時間が短い場合は、ユーザーを第一印象で惹きつけられなかった可能性があります。魅力的なページになっているか、伝えるべきことが伝わりやすいサイトかといったことを、ユーザーの目で厳しくチェックしていく必要があるでしょう。

<チェックポイント>

  • デザインが古臭いくないか?
  • 文字が多すぎないか?
  • 写真や画像は適切に使われているか?
  • 写真の画質が悪くはないか? 選定のセンスは良いか?
  • 全体のトンマナに統一感があるか?
  • 文字の配置やバランスは良いか?

3 コンテンツの長さを意識する

商品・サービスの説明が長いなど、縦長のページになる場合には、全体を項目に分けましょう。画像や動画などによって変化をつけ、文字だらけにならないようにします。特にモバイルで閲覧する場合には、文字量が多いと飽きられがちです。ただ、どのくらいの長さの文章が適当か、どの程度の深さの内容にしたらよいかは、業界や業種によっても異なるため、同業他社や似た業界のサイトなどを参考にしましょう。

4 UIの改善

以下のような点をクリアして、ユーザーがイライラを感じてサイトを去ってしまうことのないようにします。

  • サイトはモバイル対応しているか?
  • 検索ボックスがわかりやすいところにあるか?
  • 情報が見つけやすくカテゴリー化されているか?
  • 動画や音声が自動に再生はNG。
  • ポップアップを使い過ぎてないか?
  • ページの読み込みに時間がかかり過ぎていないか?

5 次に何をすればいいかが明確である

訪問者がページを訪問した目的を達成するために、取るべきアクションが明確にわかるようにします。

ファーストルック(Above the fold)で、フォーム記入や問い合わせボタン等がすぐにわかるようにするなど、ユーザーがページ内でうろうろと迷わなくて済むようなデザインにします。

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まとめ

いかがだったでしょうか? 今回ご紹介したポイントはいずれも効果的なウェブサイトを作る上で欠かせない要素です。

一度、顧客の立場になって見直してみるのがおすすめです。問題のあるページの直帰率を下げることでサイトの回遊率を上げ、コンバージョン率のアップを目指しましょう。

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