誰でも簡単にできる! 地味なテーマからバズるコンテンツを生み出す方法

コンテンツマーケティング
Coca Colaなどの企業を始めとし、従来の広告に代わる新手法として注目を集めているコンテンツマーケティング。 (そもそもコンテンツマーケティングって何?という方は、こちらのEbookをダウンロードして頂きたい。)
実践している方ならお分かり頂けると思うが、「こんな地味な題材から、どうやって面白いコンテンツを作ればいいんだ?」と悩むことはないだろうか?
特に、ニッチ市場のマーケターなどは、「そもそも取り扱っているものが地味だから、話題を広げようがない」などと、諦めモードに入っていないだろうか?
だが、諦めるのはまだ早い。
世の中には、「えっ?こんな題材で、こんなにシェアされるコンテンツが作れたのか…」という例がいろいろある。まずは事例を見て頂こう。
“コーヒーカップ”からバイラルコンテンツを作る
「コーヒーカップからバイラルコンテンツを作ってください」
このお題にあなたならどう答えるだろうか?
アメリカのあるサイトでは、「コーヒーカップを使ってチンするだけで作れるおやつ18選」という記事がFacebookの「いいね!」を28万以上も獲得している。確かに「えっ?こんなものまでコーヒーカップで作れるの?」というレシピもあって、面白い。
*その記事はこちら:18 Microwave Snacks You Can Cook In A Mug
では、このような発想をするためには、どういうアプローチをすればいいのだろう?
「5W1H」でテーマを作る
コストのかかるグラフィックや業界内の特別なコネクションなどがなくても、地味な題材から面白いコンテンツを作ることはできる。
「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」という5W1Hを用いてテーマを作成してみるというのもその方法の1つだ。
例えば、マルコム・グラッドウェルというジャーナリストは、「パスタソース」というかなり地味な題材で講演を行ったが、その動画視聴回数は270万以上となった。
それは、「昔は1種類のパスタソースしか売っていなかったのに、なぜ今はこんなにたくさんの種類があるのか?」というテーマの講演であった。「パスタソース」というシンプルな素材に「なぜ?」という疑問の要素を加えることによって、興味深いテーマを作り出した好例である。
* もう、ご覧になった方も多いかもしれないが、興味のある方は、こちらのページからその動画をご覧いただきたい。17分以上かかるので、お時間があるときにでも。 → マルコム・グラッドウェル、パスタソースと幸せについて
この「5W1H」の手法を用いて、例えば「コーヒーカップ」という一見平凡な題材からどういうテーマを作り出せるか、考えてみよう。
・いつ、どういう時にコーヒーカップの売上高が上がるのか?それは大衆文化とどう関係しているのか? ・どこでコーヒーカップは生産されるのか?なぜ、他の場所では生産されないのか? ・そもそも、誰がコーヒーカップを初めて作ったのか?どのように、それを思いついたのか?
たとえ地味な題材であっても、5W1Hで“裏のストーリー”を抽出することによって、興味深いコンテンツを作ることができるようになる。
Q&Aサイトを利用してテーマを考えよう
Q&Aサイトを用いて、人々がどういうことに関心を持っているか調べるのもよいだろう。
例えば、OK Waveで「コーヒーカップ」を検索してみると、コーヒーカップに湯飲みやグラスが挟まってしまい困っている人たちに遭遇する。また、「コーヒーカップの違いでコーヒーの味が変わるか?」という質問なども見られる。
同じ検索ワードをYahoo知恵袋に入力してみると、コーヒーカップとティーカップの違いを知りたい人が結構存在することが分かる。また、遊園地の乗り物の「コーヒーカップ」についての質問などもあった。
このようにQ&Aサイトを利用すると、「コーヒーカップ」1つからいろいろな話題を生み出すことができる。どんな事柄が人々の関心の的になっているかも分かるので、上手く利用していきたいものである。
まとめ
一見地味な題材でも、「バイラルコンテンツ」に化ける可能性が十分にある。まるで、調理の仕方次第で素材が活きていくように。ぜひ今回の方法を実践して、ユニークなコンテンツを作っていって欲しい。
また、地味な業界ながらコンテンツマーケティングを大成功に導いたGEの事例についてはこちらの記事をチェックしていただきたい。
参照元:
Photo: Some rights reserved by bptakoma, flickr
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