太陽や月も利用できる!?Coronaビールの宣伝手法をのぞいてみよう

デジタルマーケティング

「コロナビール」と言えば、灼熱の太陽、南国リゾート、ビーチ、パーティーなどを連想させるメキシコ産のアルコール飲料だ。

通常使用される茶色や緑の瓶とは異なり、コロナビールの瓶は透明で、金色に光るビールが外から丸見えだ。また、くさび形に切った新鮮なライムを瓶の口から押し込んで、そのまま飲むのが定番となっている。

そういった演出でマーケティングに成功しているコロナビール。今回は「太陽」や「月」を使ったプロモーションが独創的で面白いと話題になっている。

ここでは、天体を利用したユニークなコロナビールの宣伝手法を2つ紹介しよう。

太陽光線とコラボレーション

同社はカナダの広告会社、ズル・アルファ・キロ(Zulu Alpha Kilo)と提携し、コロナビールのキャッチコピーである「Find your beach」を実現しようという大胆なプロモーションを実施した。

カナダの短い夏は、太陽の下、レストランのパティオでビールを楽しむ時間さえも短縮させる。そこで「コロナビール」のロゴの入った巨大クレーン車を使って、太陽の光が日陰になったパティオに返照するように「反射板」を設置した。

実際のビーチでコロナビールを飲まなくとも、コロナビールと太陽の光があれば、そこはすでにあなたの思い描いた「理想のビーチ」であるというメッセージを送っている。

以下のプロモーション動画を見て、具体的なイメージをつかんでほしい。

Corona Extra Sun Beam-Extend the Sunshine

http://www.youtube.com/watch?v=tGDJGUIQRbs

三日月とコラボレーション

コロナビールの広告は、もはや「ライム」なしでは語れない。同社は昨年(2013年)、シカゴの広告代理店、クラマー・クラッセルト(Cramer-Krasselt)とタッグを組み、ニューヨーク市マンハッタンで「三日月をライムに見立てる」という、前代未聞の屋外広告を制作した。

もちろん、三日月は毎晩見られるものではない。これを絶好のブランディング・チャンスと考えた同社は、「ルナ・コロナ」キャンペーンを企画した。看板にデザインされたコロナビールの瓶口上に、ちょうど三日月が乗る瞬間が見られる日時と角度を厳密に計算したのだった。

曇りや雨といった天候リスクもあったが、この「瞬間」のためにあらゆる調査と研究を重ね、成功に導いた。

プロモーション動画は、ドキュメンタリー調で興味深いものとなっている。

Luna Corona

http://www.youtube.com/watch?v=bJsEum_nfLI

まとめ

コロナビールは、人々の記憶に深く残る印象的なプロモーションで、多くのファンを増やし続けている。現在、同社のFacebookページの「いいね!」は700万人以上(2014年10月時点)に上り、「次は何をしでかしてくれるのか」と期待を膨らませているファンも多い。

ブランディングを成功させるために必要なのは、クリエイティブな発想は無論だが、常にポジティブでリスクをもチャンスに変える柔軟な思考ではないだろうか。

コロナビールの宣伝手法の例を活かし、あなたの会社がクールで面白く、また人々を驚かせるブランディングアイデアを生み出すのに役立ててほしい。

  参考元: Corona Brings Glorious Sunshine to a Shaded Patio in Clever Outdoor Stunt Beer brand sees the light in Toronto Corona Brightens Up Your Day With The Sun Beam The Corona Sun Beam Brings Unlimited Sun to Patio Drinking Experiences

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