モバイルファーストで考えよう!モバイル時代のウェブデザインの考え方

デジタルマーケティング

スマートフォンやタブレットの販売が好調で、スマートフォンやタブレット経由でのサイトアクセスが増えている。一方で、いまだにスマートフォンで閲覧出来ないサイトも多く対応が求められている。今回は、モバイルに合わせたサイトデザインの考え方「モバイルファースト」について書いた記事を紹介しよう。

モバイル時代のウェブデザインの考え方

モバイル端末の普及拡大に伴い、多くの企業がPC版とは別にモバイル版Webサイトを作成した。そのため、スマートフォンでも問題なくコンテンツを表示できるようになった。しかし、そこには大きな問題がある!まず、それぞれのサイトを別にデザインし、継続して更新作業を行う必要がある。これに必要な費用を支払わなければならない。ほとんどの場合、一方のサイトを更新しても、もう一方のサイトは自動的に更新されないからだ。さらに、モバイルサイトは特定のモバイル端末の画面サイズに合わせてデザインされている。その機種を持っていないユーザーは、そのモバイルサイトを表示するためにスクロールするはめになるのだ。むしろ、Webサイトをデザインし直した方が良い。その時に重要なのは、モバイルファーストの考え方である。

 

モバイルファーストの考え方でデザインをする場合、すべてのコンテンツを再評価する必要がある。企業の経営者も、サイトのデザイナーも、いまだにノートパソコンやデスクトップを基準にサイトのデザインを考えている。彼らは巨大な画面のスペースを埋めるために、多くのコンテンツ、しばしば多すぎるコンテンツを配置してしまうのだ。その結果、大半のサイトには、あまりにも多くの情報が氾濫している。

 

今こそ、不要なものをすべて捨てるときだ。どのコンテンツを切り捨てるかという苦渋の決断を下す場面で、最良の指針となるのが、モバイルファーストという考え方だ。最初にモバイルの小さな画面用に最適化したサイトをデザインし、ノートパソコンの画面で表示したときに画面に合わせて拡大すれば、本来不必要なコンテンツとグラフィックは容易に切り捨てられる。

 

あなたが現状のサイトにあるすべてのコンテンツが必要だと思うなら、それは間違った思い込みをしている。ほとんどの企業があまりにもごちゃごちゃしたサイトを運営している。そのようなサイトは見栄えが良く、流行りに乗っていて格好が良いと思い込んでいるだけで、ユーザーが何らかの意思決定をする、あるいは製品を購入するために必要な要素が整理されているわけではない。それがわかれば、サイト上に散らばるがらくたを戦略的に取り除くことができるはずだ。

 

モバイルファーストによるWebサイトデザインは、何を残し、何を捨てるのかという辛い決断をあなたに強いるものだ。それは、大きな一軒家から小さなアパートに引っ越したときに似ている。あなたが大きな一軒家に住んでいたときは、使いもしない多くの家具を置き、見もしない絵画を飾り、不必要な道具を持っていたにちがいない。狭いアパートに住めば、本当は必要のなかったすべてのものに気づくはずだ。何かを手放すということは、最初こそ苦痛ではあるが、いったんその自由と解放感を味わったら、どんどん楽になる。

 

Webサイトにも、同じ概念が当てはまる。あなたは、埋めなければならない大きな画面があるから、それを埋めているに過ぎない。今すぐ小さな画面用にサイトを作りかえて、見込み客や顧客が購買決定を行うために本当に必要なものを見極めるのだ。

 

間違ってはいけない。タブレットとスマートフォンがメイン端末として急速に普及していることは、著しい傾向だ。したがって、あなたはこれらの端末上で人気のある有益なサイトにしたいと思うはずだ。もしあなたが2つのサイトを運営する手間とお金をかけたくないなら、現行のサイトをモバイルファーストで再デザインしてみよう。このシンプルなステップが、向こう数年間の競争力と訪問者数と売上の増加を強力に後押しするだろう。

出典:Design Your Website for Mobile First

 

まとめ

どうだろう?参考になっただろうか?もし、面白いと思って頂いたらぜひコメントをお寄せ下さい。

また、先日アップしたこちらの記事も参考になるので、あわせてお読み下さい。

レスポンシブ・デザインとは?マルチデバイス時代に求められる企業サイト」  

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