暮らしを便利にするアプリでコンテンツマーケティングを成功に導く方法

デジタルマーケティング

大手チェーン店が提供するアプリで商品・店舗検索ができることは、今の時代当たり前になってきている。言い換えればそれだけでは競合との差別化はできないということだ。

では一体どのような機能や情報を提供すれば良いのか? その答えは「お客様に役立つもの」以外にないだろう。本記事では便利なアプリを提供してコンテンツマーケティングを成功に導いている海外事例をご紹介したい。

目標カロリーに合わせたメニューを表示してくれるアプリ:My Wendy's

ファーストフードチェーン、ウェンディーズが提供しているのは「My Wendy's」というアプリだ。店舗検索のような基本機能もあるが、各メニューの画像、カロリー、栄養成分も表示できる。

ユニークなのは目標カロリーを設定するとそれに合わせたメニューの選択肢を教えてくれる機能だ。サラダからドレッシングを抜く、サンドイッチにチーズを足すといった細かいカロリー計算までしてくれる。自分でカスタマイズしたメニューは保存しておき、お店に行ってその通りに注文することができるというわけだ。

ウェンディーズがこの機能を思いついたきっかけは、お客さんが同社サイトを訪れる動機だ。彼らの多くはメニューそのものよりも、メニューの栄養成分に関心を持っていることに気づいたのである。

人々は身体の健康を考え、食事に気をつける傾向にある。ウェンディーズはそのニーズに合わせ、お客さんが本当に必要とするコンテンツを提供することに成功している。

過去に購入した商品の詳細まで教えてくれるアプリ:Lowe's

Lowe's はアメリカのホームセンター兼生活家電チェーンだ。同社のアプリには商品・店舗検索、商品レビューといったメニューが用意されている。インテリアの参考にできるフォトギャラリーや、自宅で利用できるハウツー動画もユニークなコンテンツだ。

しかし特筆すべきなのはこれからご紹介する2つの機能である。

1つは過去に購入した商品情報を見ることができる「My Lowe's」。例えばいつも使っている特殊な電球のサイズなどを覚えておいてくれる。つまり顧客は毎回そのサイズをメモしたり、店舗で思い出そうと頭を悩ませる必要がなくなるわけだ。

もう1つはだだっ広い店内を欲しい商品の売り場まで案内してくれる機能だ。これは商品売り場を見つけられないことで、何も買わずに店を出ていってしまうお客さんを減らす効果がある。もちろんトイレやサービスカウンターへの案内もしてくれる。

このアプリを使うことでお客さんは時間と労力を大幅に節約できるし、快適に買い物ができるだろう。会社側は顧客がどのように店舗を利用しているか、どんな商品を購入しているかを知ることができる。そしてその情報から彼らのニーズをより深く理解し、より良いサービスを提供することが可能になるだろう。

ブレンドティーの淹れ方、待ち時間、おすすめのブレンドを教えてくれるアプリ:Teavana Perfect Tea Touch

スターバックス系列のお茶専門店、Teavana はお茶好きにはたまらないアプリを提供している。それが Teavana Perfect Tea Touch だ。

「Tea Blender」はお茶別に淹れ方を教えてくれる機能だ。好きなお茶を選択すると、そのブレンドの最高の味を引き出せる特有の手順が表示される。

特定のブレンドは何分待てば良いかを教えてくれて、タイマーがセットされる機能もついている。待っている間は、選んだ茶葉の生産地に関係のある音楽が流れるので退屈しないで済むだろう。紅茶が出来上がるまでの時間さえ飽きさせない工夫が徹底していて素晴らしい。

他には複数のお茶を楽しみたい人におすすめブレンドを教えてくれるブレンドツールがある。またお気に入りブレンドを保存したり、友達と共有することができる機能も用意されている。お茶の購入や店舗検索も可能だ。

お茶は種類によって抽出時間、お湯の温度や量、茶葉の量も違ってくるのだそうだ。Teavana は紅茶愛好家のニーズにぴったり合っているツールを提供できていると言えるだろう。

アプリを作る際に押さえておきたいチェックポイント

ご紹介してきた事例に共通しているポイントを、チェックリスト形式にしてまとめてみた。

□アプリを使うことでお客様の労力を減らせるか? □お客様は効率的に買い物できるか? □ユニークで楽しめるアプリか? □ありきたりなものではないか? □お客様に役立つ情報、便利なツールを提供できるか? □お客様の心を掴み、お得意様が増え、長期的な信頼関係につながるものになっているか?

競合に勝つためのアプリを企画する際は、ぜひ上記のポイントを頭に入れておいていただきたい。

最後に

大手の事例ばかりだが、どれも「お客様の暮らしを便利にする」というシンプルな基本を押さえているだけだ。個人や中小企業が参考にできるアイディアも多いのではないだろうか。 競合が多い業界では、他がまだ気づいていないユニークなアイディアで勝負するしかない。海外事例から得たヒントを、ぜひコンテンツ作りに役立てていただきたい。

参考元: ・5 Standout Examples of Content Marketing in Retail AppsWendy’s orders bigger serving of mobileLowe's Has An App Now, Allows You To Create Supplies Lists, Read Reviews, Or Have Items Delivered To Your Home今の仕事に満足してますか?診断アプリを使ったバイラルコンテンツの作り方