コンバージョン率を高めるにはこれ!A/Bテストで改善できた海外事例

デジタルマーケティング

A/Bテストとは、ホームページやメールさまざまな要素の効果を簡単に測れるテストのこと。AバージョンとBバージョンを用意し、どちらの方がより効果が高いかを測定できるものだ。

テストできる要素はCTA(Call To Action)ボタンのデザインや色、ページのデザインやレイアウト、キャッチコピーやタイトルなど。結果はクリック率、登録率、購入率、ダウンロード率、シェア率などの改善に役立てることができる。

本記事では、A/Bテストでより効果的なバージョンを検証し、コンバージョン率の改善に成功した事例をご紹介したい。

無料お試しボタンが「ある」vs.「ない」

無料お試しの提供には、「売り上げが落ちるのではないか?」という心配が付きまとう。そんなときは、無料お試しボタンが「ある」バージョンと「ない」バージョンを、A/Bテストにかけてみれば良い。

メールマーケティング・プラットフォームを提供するGetResponseが行ったのが、まさにそれだ。一つ目のバージョンでは購入ボタンのみを表示させ、二つ目のバージョンでは購入ボタンのすぐ隣に無料お試しボタンを設置した。

結果、無料お試しの申込数は、購入ボタンの隣に設置していなかったときと比べて、158.60%まで上昇する。また、無料お試しを提供しても、有料版の申し込みにはマイナスにならないことが判明した。

無料お試し登録でクレジットカード情報が「必要」vs.「必要ない」

では、同じ無料お試しでも、申込時にクレジットカード情報が必要なバージョンと、そうでないバージョンでは、どうだろうか?

それをテストしたのが、ユーザーエンゲージメントの管理プラットフォーム会社、Totangoだ。訪問者1万人のうち、半分にはクレジットカード情報を入力してもらい、残りの半分にはクレジットカードなしで申し込みができるようにした。

クレジットカードありのバージョンでは申し込みが200人だったのに対し、なしのバージョンはなんと1000人。コンバージョン率が2%から10%に上がったのだ。

また、クレジットカード情報を入力した200人のうち、100人が有料版に申し込み、90日経った後も60人が顧客として残った。それに対して、クレジットカード情報を入力しなかったグループは、有料版に申し込んだのが1000人のうち150人、90日後に残ったのは120人だった。

最終的にも、クレジットカード情報を必要としないバージョンの方が、コンバージョン率が高いのは明らかだ。

件名にオファーの期限を「入れる」vs.「入れない」

次に、メールマーケティングの事例も見てみよう。A/Bテストは、もちろんメルマガやニュースレターにも使える。例えば、件名などだ。

しかし、ただ適当に二つの件名をテストすればいいというものではない。結果を今後のマーケティングに活かせるように行うべきだ。

メールマーケティング戦略のサポートを提供するEmail Aptitudeが行った、送料無料セールのプロモーション例を見てみよう。送ったメールの件名には、送料無料をアピールしたものと、送料無料セールの期限が記された二つのバージョンが用意された。

開封率は前者が9.25%、後者は14.50%となり、オファーの期限を記した件名の方が、5.25%も上回る結果となったのである。

CTAの位置が「ページの上部」vs.「ページの下部」

CTAの設置場所は、一般的にはスクロールしないで目に入るページ上部が良いとされている。しかし、デンマークのレシピとその料理に必要な食材をセットにして届けるサービスMiddagsfredが行ったA/Bテストでは、真逆の結果が出た。

Middagsfredは、CTAをページ上部に置いたバージョンAと、下部に置いたバージョンBをテストした。結果はバージョンBの圧勝で、コンバージョン率は304%もアップしたのだ。

コンテンツマーケティング、コピーライティング、コンバージョンに関する情報を提供しているContentVerve.comのシニアコンサルタントMichael Aagaard氏は、CTAの最適な位置は、商品やオファーの複雑さによって変わると言う。

つまり、内容がシンプルで、見込み客がすぐに決断できるものであれば、CTAはページ上部に設置するのがベスト。逆に、内容が複雑で、決断するためにたくさんの情報を吸収する必要があるものは、ページ下部に置いた方が良いそうだ。

最後に

今回は、コンバージョン率の改善に役立ちそうな例を取り上げてみた。しかし、事例の結果をそのまま鵜呑みにして、「正解はこれ!」と思い込むのは危険だ。

テストの結果は商品やサービス、業界や顧客層などによって、変わってくる可能性がある。要するに、各々テストを行ってみなければ、結果はわからないということだ。

本記事の目的は、どのような要素をテストするべきかを知っていただくこと。自分でテストを行う際に、上記の例をコンバージョン率の改善に役立てていただければ幸いである。

参考元: 6 Simple A/B Tests to Optimize Your Conversion Rate How to Find the Actionable Insight in Every A/B Testing Case Study You Read 10 Call-to-Action Case Studies w/ Takeaways & Examples from Real Button Tests 3 Real-Life Examples of Incredibly Successful A/B Tests Middagsfrid rekryterar landschef till Danmarksverksamheten

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