コンテンツマーケティング、陥りがちな4つの落とし穴。

コンテンツマーケティング

「コンテンツマーケティング」——いま流行のマーケティング手法として、読者の中にも「自社に取り入れたい」と、導入を検討している方がいるかもしれない。

コンテンツマーケティングは、正しく取り組めばどんな企業でも比較的に小予算から取り組める、非常にすぐれたWebマーケティングの手段だ。

しかしながら、導入から運用に際し、陥りやすいいくつかの“落とし穴”も存在する。

本日はコンテンツマーケティングを行う上でありがちな認識違い=落とし穴をご紹介していきたい。

1.「何のためにコンテンツマーケティングを行うのか」が不明確

自社がコンテンツマーケティングを行う場合、何をゴールに設定すべきだろうか。

コンテンツマーケティングは、「ユーザーにメリットのある情報を伝え、見込み客の獲得、自社へのブランディング・信頼感醸成」などにより、購入につながる顧客の獲得・見込み度のボトムアップが目的である。

つまり、施策を行うこと自体が目的なのではなく、そうしたビジネス上の目標に向かってどのように施策を行うのかが重要になる。

TwitterやFacebookが日本に上陸し、ソーシャルメディアのマーケティング活用が流行したときにも、多くの企業がこの落とし穴にはまったケースが多い。

コンテンツマーケティングにおいても、施策を行うこと自体を目的化せずに、何のために行うのかを、今一度見直していただきたい。

2.ただ面白いだけのコンテンツに終わっていないか?

拡散を目的として、ユーザーやターゲットを面白がらせるだけのコンテンツや、役に立つと思ってもらえるコンテンツだけを作っても、コンテンツマーケティングとしては目的を達することができない。

コンテンツマーケティングを行う目的は、最終的にはビジネスゴールである「ブランド醸成」「見込み客の獲得とボトムアップ」である。

そのため、コンテンツを作成する際には「コンテンツに接触したユーザーを次のレイヤーへ引き上げる」ことを意識し、コンテンツ内に以下のエッセンスを組み込む必要がある。

1)コンテンツ接触者に対して、親近感・好感度・信頼感を築ける要素を組み込む

2)集客、あるいは購入を後押しする、販売促進となる要素を組み込む

ただし、コンテンツマーケティングの場合、セールスというよりは長期的な顧客との関係作りがメインとなってくるため、「2」に関してはあまり訴求を強めてしまうことは避けたい。

あくまでコンテンツマーケティングにおいては「1」に比重を置き、共感や拡散されることを狙いながらも、問い合わせやセールスにつながる導線をさりげなく入り口程度に配置するなどし、「2」に関する施策も忘れずに行うのがベストだ。

3.木を見て森を見ない

ソーシャルメディアでの拡散が少ないからと言って、コンテツマーケティングが失敗したというわけではない。

例えば、コンテンツをリリースしてから、トップページやサイトの回遊率、特定のページのアクセス数、問い合わせや購入数などに変化はないだろうか。

ソーシャルメディアで拡散がされていなくとも、ユーザー単位でコンテンツが共有されていたり、人知れず広がっていたりする可能性もある。

コンテンツマーケティングを仕掛けたら、ソーシャルメディアとともに、サイト全体における影響も指標として見ることが必要である。

4.そのコンテンツ作成手法は目的に合っているか

「動画がはやっているから動画でコンテンツを作ろう」「Webではあまり長い文章は読まれないから短い文章のコンテンツしかアップしてはいけない」「画像投稿ツールでないとトレンドに乗り遅れて、見てもらえないのではないか」など、Webのトレンドに乗らなければならないという意識はないだろうか。

繰り返しとなるが、それは目的や最終的なゴールに見合った方法だろうか。要はユーザーに届くことが大切なのであり、それらのトレンドはあくまで手法でしかない。

接触したいユーザー、サイトに来ているユーザーは何を求めているのだろうか。

コンテンツマーケティングの場合、自身の悩みや課題を解決するためになる役に立つ情報を求めてやって来るユーザーも多い。

そうしたユーザーにきちんと「価値」を持ち帰ってもらうためには、動画のほかにしっかりした情報を読ませるレポートを用意するなど、長文が適している場合も出てくるだろう。

一方、多くのユーザーと物理的な距離を超えてリアルと同様に何かを共有したいときには、おしゃべりを疑似体験できるようなTwitterなどの短文のソーシャルツールやInstagramなどの画像を利用したツールは有効だろう。

要は、コンテンツマーケティングにおいて何を達成したいのか、それは誰に対してなのかを考えることが重要だ。冒頭で述べたゴールの設定や、ユーザーやペルソナの設定があり、その上で存在するのが「手法」である。

「動画がはやっているから」「ソーシャルメディアがはやっているから」「画像共有ソフトがはやっているから」を起点として何か施策を組み立ててしまうことは、その時点でマーケティングとしては失敗をしてしまっているのである。

まとめ

以上4点、いかがだっただろうか。

まだまだ新しい手法で多くの企業が試行錯誤をしている段階ではあるが、コンテンツマーケティングの本来の目的やゴールを改めて認識し、その成果を適切に評価できる指標を整備する。

こういった丁寧な初期設計が、成功への近道ではないだろうか。 参考元: 5 Ways to Fail at Content Marketing & Tips to Succeed
Avoiding Disaster: How to Prevent the 3 Most Common Content Marketing #Fails
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