パンくずリストとは?意味やSEO効果、設置における注意点

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「パンくずリスト」という単語を耳にしたこともあるかもしれません。しかし、その設置にはどんなメリットがあるのでしょうか?そこで今回は、パンくずリストのSEO上の効果や、設置における注意事項を詳しく解説していきます。

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パンくずリストとは?

パンくずリストとは、ウェブページでユーザーが現在どの位置にいるかを示すナビゲーションで、一般的にホームページの上部に表示されます。このサイトですと、こちらが相当します。「パンくず」の名前は童話の「ヘンゼルとグレーテル」で、ヘンゼルとグレーテルが、道に迷わないようパンのくずをおいていった出来事に由来していると言われています。

パンくずリスト例

パンくずリストは主に2つの役割を持っています。

1. ユーザーのサイト内での現在位置の情報を提供し、ユーザー利便性の向上

パンくずリストがあることによって、ユーザーが開いているページがそのサイトのどの部分に位置しているのかが分かりやすくなります

2. SEOのプラス効果 (SEO対策)

Googleなどの検索エンジンの検索結果にもパンくずリストは表示されます。ユーザーは検索結果一覧からサイト内の関連するコンテンツを探しやすくなり、結果的にそのサイト持つカテゴリー内のコンテンツの閲覧数を伸ばすことが可能になります

パンくずリスト構成

パンくずリストの種類

結果的に表示のされ方は似ていることもありますが、パンくずリストは3種類あります。

位置型パンくずリスト

閲覧しているページがそのウェブサイトのどこの階層構造に位置しているかを示します。そのページにたどり着く経路が異なっていても、同じページであれば表示されるリストも同一となります。したがって、自分がそのサイトのどこにいるのかをユーザーが把握しやすくなるため、階層が発達しているウェブページに向いています。

属性型パンくずリスト

開いているページがウェブサイト上のどのカテゴリーに分類されているかを表します。フィルターとしての役割を果たすため、ユーザーが複数の選択肢を経て表示されるウェブページで効果的です。

パス型パンくずリスト

現在開いているページにどのようにしてたどり着いたのかを示します。そのため、ページにたどり着いた経路によって表示されるリストは表示の都度変化します。
なお、パンくずリストに共通することは、コンテンツを垂直方向に分類しているということです。したがって、パンくずリストだけでは同じカテゴリー内のコンテンツやその有無を示すことはできません。そのため、制作するウェブサイトのコンテンツの量によっては水平方向の分類方法についても別途考慮する必要があります。

SEOにおけるパンくずリストの重要性

パンくずリストはユーザーの利便性だけではなく、SEOにおいても非常に重要な役割を果たします。

本ページはSEO全般を知らなくても読み進めていただける内容にしておりますが、SEO 全般について以下に解説がございます。併せてご参照いただければと思います。

検索エンジンは“クローラー”と呼ばれるプログラムをつかってウェブ上の文書や画像などのさまざまなデータをデータベースに登録しています。インターネット上のウェブページの評価もクローラーが集めてきたデータをもとに行われているため、高評価を受け取るためにはクローラーにサイトを見つけてもらい、自サイトの全体像を把握してもらう必要があります。しかしながら、構造が整理されていない膨大な数のサイトの全体像をクローラーが把握するには時間がかかります。そこで、パンくずリストの出番があるわけです。

パンくずリストを設置することは、そのサイトが体系的に整理されることとなります。するとクローラーも効率的にそのサイト内のカテゴリーをたどることができるようになるため、サイトの全体像が把握しやすくなり、高評価が得やすくなるのです。

パンくずリストの作り方

この項ではパンくずリストを設置する際の基本的な指針を紹介します。

パンくずリストは、基本的に大きなカテゴリーから小さなカテゴリーにだんだんと下っていく形で設置しましょう。以下に具体的な例をいくつか挙げます。

例1:電気製品を製造している会社で、冷蔵庫のカテゴリーに属するある製品Aまでのアクセス
トップページ>製品一覧>冷蔵庫>製品A

例2:さまざまなコンテンツを扱っているインターネットショッピング会社で、USB製品Bまでのアクセス
トップページ>家電・パソコン>パソコン周辺器具>外付けドライブ・ストレージ>USB>USB製品B

例3:キーワードを含むパンくずリスト
家電製品>キッチン家電>冷蔵庫
パソコン用品>外付けドライブ>USB

このように、パンくずリストを設置する際には、どのように進んだ結果でそのページにたどり着いたのかを詳細にたどれるようにしましょう。ユーザーやクローラーはそのサイトをより体系的に把握できるようになります。また、パンくずリストには“冷蔵庫”や“USB”のように、検索結果に反映させたいキーワードを含めるようにしましょう。これらキーワードで検索された時に表示されやすくなるという点でのSEO対策としても効果的です。

パンくずリストの設置でやってはいけないこと

パンくずリストには、設置するときにいくつか注意点があります。この項では、パンくずリストを設置するときにやってはいけない(お勧めしない)ことをご紹介します。

関連性のないパンくずリストを設置する

これは最もやってはいけないことの一つです。下に例を挙げますが、全く関連性のないものを並べてしまうと、パンくずリストとしての役割を果たさなくなります。ユーザーが混乱してしまうだけでなく、SEO上の効果も得ることができなくなるので、パンくずリストは必ず関連性のあるもので構成しましょう。
例:カテゴリーに関連性のないパンくずリスト
トップページ>家電・パソコン>書籍A

カテゴリーの分類をアバウトにする

カテゴリーの分類をアバウトにすると、パンくずリストの機能の一つである、“ページのサイト内での位置情報”が十分に提供できなくなってしまいます。ユーザビリティの低下を招くことにつながるので、カテゴリーの分類はなるべく詳細にすることを心がけましょう。
例:カテゴリーの分類がアバウトなパンくずリスト
トップページ>製品一覧>冷蔵庫A
製品一覧から冷蔵庫Aにいきなり飛んでしまうため、冷蔵庫A以外の冷蔵庫商品を探すことが難しくなります。

最後の項目にリンクを設置する

パンくずリストの最後の項目は、今現在閲覧しているページです。にもかかわらずパンくずリストにリンクを張り付けてしまうと、現在のページを二重に開いてしまうため、これもまたユーザビリティの低下を招きます 。

このような注意事項をふまえたうえでパンくずリストを設置すれば、設置した際のメリットを十分享受することができるようになります。

パンくずリストを複数設置する場合

パンくずリストに入れたい要素がいくつかのカテゴリーにまたがっている場合もあると思います。そのような場合は、もっとも検索結果に反映させたいパンくずリストを一番上に持ってくるようにしましょう。 というのも、世界でシェアトップを誇る検索エンジンであるGoogle のクローラーはサイトの一番上にあるパンくずリストを利用してサイトの判断を行っているからです。

まとめ

パンくずリストには、適切に設置することでユーザビリティを向上させ、またSEOにおいても良好な効果があることが分かりました。しかし、設置の方法を間違えるとユーザビリティを低下させ、SEO上のメリットも失われてしまいます。
いかがだったでしょうか。今回はパンくずリストの意味やSEO上の効果、設置の注意点を確認しました。ぜひパンくずリストを有効活用して適切なウェブページの運用をしましょう。

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