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イノーバマーケティングチーム2024/02/03 20:34:351 min read

学習塾のホームページ作成で押さえたい7つのポイント

学習塾の生徒獲得といえば、まず地域コミュニティや既存の生徒・保護者からの口コミや紹介があり、次に折り込みチラシやポスティング、ダイレクトメールなどの広告を使うのが主流でした。しかしインターネットとスマートフォン(スマホ)の普及によって、ホームページを開設し、そこで集客することの重要性が高まっています。学習塾のホームページ作成では、どのようなポイントに気を付けるべきでしょうか。学習塾のホームページ作成で押さえたい7つのポイントについて、紹介していきます。

1.ホームページの目的は、実際に塾に足を運んでもらうこと

ホームページ作成には、適切な目的・ゴールの設定が重要になります。では、学習塾のホームページにおける目的・ゴールはいったいどのようなものでしょうか。

インターネット上で商品選びから決済までを完結するECサイトなどとは異なり、学習塾は提要するサービスの性質上、ホームページの情報だけで入塾(=購入の決定)まで至ることは、ほとんどありません。まずは体験入学や見学会などで学習塾へ足を運んでもらい、その結果をもとに入塾の判断をしてもらうのが基本になります。そのため、ホームページの設置においては、塾に一度足を運んでもらうことを最終的なゴールに定め、そのゴールを達成するための仕掛けを用意します。

2.ホームページのスマホ対応は確実に

ここ数年でスマホが爆発的に普及し、ホームページ作成においてもスマホへの対応がスタンダードとなりつつあります。生徒の保護者の中心世代である30~40代においてもスマホは幅広く使用されており、総務省の2014年の調査では30代で82.2%、40代においても72.9%と、多くの人がスマホを活用しています。あなたの塾のホームページを訪れる人の多くが、スマホを使ってアクセスする可能性があります。

スマホとパソコンとでは、一度に表示できる情報に大きな差があります。どちらでも快適に閲覧できるホームページにするためには、スマホ閲覧用のサイトを用意するか、「レスポンシブWebデザイン」と呼ぶ手法を取り入れて、スマホでアクセスした際に見やすいように表示を調整する対応が必要です。

3.ホームページを見るのは保護者だけではない

ホームページ作りにおいては、ホームページを訪れるユーザーの人物像を明確にし、その人たちのニーズに合わせた設計をすることが重要です(これをペルソナ法と呼びます)。

では、学習塾のホームページを訪れるのは、どんな人でしょうか。

教育熱心な母親や、子どもの将来を案ずる父親といった姿が浮かびますか? 最終的にどの塾に入るかを決める意思決定者は保護者になるケースが多いと思われますが、検討の段階では子どもも一緒に情報を収集するというケースも少なくないでしょう。また中学生、高校生と上がるにつれて、生徒となる子ども自身がホームページを訪れ、情報収集をする率が高まります。そのため、ホームページのターゲットは、保護者と入塾する子どもの2通りを想定する必要があります。どちらをターゲットにするかによって、ホームページで発信するべき内容も文調も変わってきますよね。

中学生コース・高校生コースなどでは生徒自身が見る可能性も考慮しながら設計するようにしましょう。

4.重要コンテンツはトップページからアクセスしやすくする

学習塾のホームページを訪れるユーザーは、通常は入塾を検討していることが多いでしょう。

では、どのような情報を求めてサイトを閲覧するのでしょうか。保護者と、生徒になる子ども、両方の視点で考えていきましょう。

両者に共通する項目としては、受付や教室の設備、雰囲気などがあります。講師のプロフィールや人柄、同じ空間で学ぶ他の生徒の特色や学力も気になるところです。保護者にとっては、塾が提供するカリキュラムや指導方法の特色、そして進学実績も重要視する要素です。また、どのくらいの費用がかかるのかも、事前に知っておきたい情報です。

このように、ホームページを訪れるユーザーによって気になる情報は異なり、またホームページのどこに配置すべきかも異なってきます。そのため、消費者になりきった気持ちで求められている情報を洗い出し、導線の設計を行うことが重要です。

その際に、ホームページの目的である「体験入学や見学会などで、塾に足を運んでもらう」を意識しましょう。体験入学や見学会への申し込みを後押しするコンテンツを用意し、それらがユーザーの目にとまるように導線を設計します。

5.一度作ったら終わり、にはならない

ホームページの作成やリニューアルは、それ相応に大変な作業であり、どうしてもホームページの完成のみに目が行きがちです。しかし無事にホームページを作り上げればそれで作業は終了、とはなりません。その後にも継続的にコンテンツの改修や新規作成など、運用のフェーズが待っています。いかに素晴らしいデザインのホームページでも、運用がきちんとなされていなければ、思った通りの効果を上げることはできません。

学習塾のサービスは、実は非常に季節性の高い商品です。春期講習、夏期講習、冬期講習、新学期での入塾の呼び込み、近くの学校のテスト時期に合わせた短期コースなど、年間を通じてサービス内容とその特性が変化します。そのため、ホームページ作成やリニューアルの際には、ページの更新が簡単に行えるような仕組みを構築するようにしましょう。

更新のたびにWeb制作会社に作業を依頼するのではなく、Webの専門家ではない塾のスタッフでも手元で簡単にホームページを更新できるように、コンテンツ管理システム(CMS)を導入しておくのも1つの方法です。

6.講師の写真を撮影するときには、必ずひと手間を

学習塾においては、在籍している講師が信頼できるかどうかが選択の際の大きなポイントになります。ホームページ上において、それを伝える武器となるのが講師の写真です。少し気恥しい気もしますが、これがあるのと無いのとでは読み手の印象も大きく変わってきます。必ず載せるようにしましょう。

写真撮影の際には、可能であればプロのカメラマンに依頼することがベストですが、塾のスタッフでも簡単に、スマホである程度の品質の写真を撮影するコツがいくつかあります。これらのひと手間で印象がガラッと変わりますので、ぜひお試しください。

フラッシュは使わずに、やや曇りの日に窓から斜め方向に光が入る場所で撮影しましょう。

フラッシュは適切に使いこなせないと、のっぺりした写りになりがちです。また快晴の日の太陽光は、光が強すぎて人物撮影には向かないことが多くあります。真正面から光を受けるよりも、やや斜めからの光の方が、顔に適度な陰影がついて好印象になります。背景はなるべく無地のものを選ぶのが無難です。

自撮りではなく、撮影係を選んで行いましょう。

一発でベストショットを撮るのではなく、何枚、何十枚と撮った中で一番良いものを選定するのもポイントです。プロのスタジオなどでは、たった1枚のプロフィール写真を撮影するために100枚単位で写真を撮ることもあります。昔のようにフィルム代を考える必要もありませんので、ためらいなくバンバンとシャッターを切ってもらいましょう。

7.動画コンテンツも有効に活用

インターネット接続スピードや閲覧端末の発展により、インターネット世界における動画の役割は日に日に大きくなってきています。学習塾においては、写真やテキストだけでは表現しきれない塾の雰囲気などを伝えるためには、動画はぴったりのコンテンツでしょう。動画の設置はSEO(検索エンジン最適化)の観点でも良い効果が期待できるので、ホームページへの流入増加も見込めます。

簡単に動画を作成・編集できる低価格・無料のソフトウェアも多く出回っていますので、ぜひチャレンジしてみてください。

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イノーバマーケティングチーム

株式会社イノーバの「イノーバマーケティングチーム」は、多様なバックグラウンドを持つメンバーにより編成されています。マーケティングの最前線で蓄積された知識と経験を生かし、読者に価値ある洞察と具体的な戦略を提供します。