ビジネス書を1冊30分で読むための3つの速読テクニック

経営・ビジネスハック

あなたは1ヶ月に本を何冊読んでいるだろうか?忙しくて本が読めていない人が多いのではないだろうか?今回は、そんな人向けに短時間で効率良く本を読む方法、速読法を紹介したいと思う。


僕自身も、数年前までは、本を読むのが遅くて苦労していた。元々、文学部の出身なので、本を読むのは苦手ではなかったが、社会人になると、忙しくなって本を全く読まなくなってしまった。しかし、一方でマーケティングや経営に関して知識を深めていかないと生き残れないという危機感も強くて、ビジネス書を読みこなせるようになりたいと強く願っていた。同じような問題意識を感じているビジネスパーソンは多いのではないだろうか?

僕は、本が読めないという状況にフラストレーションを感じ、解決策として、速読法をマスターする事にした。そして、色々な速読の本を読んだり、速読教室に通ったりして、複数の方法をテストし、ついに速読法を身につける事が出来た。そして、今は年間100冊位のビジネス書を読むようになった。1冊を読むのにかかるのは、30分から1時間程度である。

今回は、僕が試した速読法を紹介してみたいと思う。ここにそれぞれの特徴を紹介するので、自分に最もあった方法を選んで、是非習得してみて欲しい。

速読の3つの流派

まず、速読に関する流派を紹介しよう。大きく三通りの流派がある

1 目のトレーニング系(速読法の王道)

2 フォトリーディング

3 つまみ読み系(レバレッジリーディング)

1 目のトレーニング系

特徴

僕が最初に出会ったのが、この練習方法である。目の使い方をトレーニングする事で本を読むスピードを上げていくというのが特徴だ。速読の練習方法としては、もっとも古く歴史ある練習方法で、速読の王道だと言える。

トレーニング方法

具体的には、練習方法はシンプルで、目をひたすら高速で動かすトレーニングをするというものである。目を鍛えるのだ。具体的なイメージは以下の通りだ。

出典:ジニアス速読術

上記の図の通りに、上下、あるいは、左右に、目を動かす練習をする。そして、どんどん目を動かすスピードを上げていく。この練習を一日5分とか10分やるだけだ。 極めてシンプルである。 なれたら、実際の本を使って、目を動かす訓練をやっていく。目を動かすトレーニングをするだけで速読が出来るようになるというと不思議な気もするが、この練習は実際効果があるので試して見て欲しい。

メリットとデメリット

この方式のメリットとしては、トレーニングが単純で、簡単に速読をマスター出来るという事である。そして、即効性が高く、効果がすぐ現れるのでトレーニングのモチベーションを維持しやすい点がある。

一方、デメリットとしては、トレーニングを休むと速読のスピードが落ちてしまうという事だ。自分が読んだ事の無い分野や難解な本を読もうとしても、意味が把握しにくいという欠点がある。

2 フォトリーディング

特徴

次に紹介したいのは、フォトリーディングだ。これは、フォトリーディングという名前の通り、写真を撮るかのような感覚で、本を読んでいくのが特徴である。

トレーニング方法

フォトリーディングの根幹のテクニックは以下の通りである。

1 本を読む目的を明確にする。

2 短時間で本の全体像を把握する(「馴染み」をつける)

3 全部読まない。必要な部分のみを読む。

4 興味にあわせて、繰り返し読む

フォトリーディングの本を読んだり講座に出たりすると、上記以外にも、色々なテクニックが出てくるのであるが、基本は上記の4つだ。

具体的な読書のステップは、以下を参照して欲しい。

フォトリーディングの練習方法

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メリットとデメリット

フォトリーディングは、必要な情報だけを効率的に取得できるのが特徴だ。そして、慣れてくると、マインドマップなどのメモ書きツールを活用して本を読みながらアイディアを出す事にも活用できる。また、自分が全く読んだ事のない分野の勉強をしたり、難しい本を読むときにも、フォトリーディングは有効である。

フォトリーディングのデメリットは、コツをつかむまでに時間がかかる事だ。ただし、諦めずに1週間位、続けていると、コツがわかって来て効果が実感出来る。

3 つまみ読み系(レバレッジリーディング)

特徴

最後に、本田直之氏が提唱するレバレッジリーディングを紹介したい。この方法は、本を高速で読みながら、重要なポイントに印をつけ、読書メモを作成するのが特徴である。

トレーニング方法

やり方としては以下の通りだ。まず、1冊の本を1時間位で目を通す。 見出しやキーワードなどに特に注目して目を通す。相応早いスピードで読んでいくので、実際には、「読んでいく」というよりは、「見ていく」という感覚に近い。そして、キーワードが見つかったら線を引いていく。特に、自分の心に響いたフレーズにも線を引いていく。線を引いた箇所は、ページの角を折って、すぐ読み返せるようにしておく。

そして、週末に読んだ本を見直して、読書メモを作成する。具体的には、印や線を引いた箇所を抜き書きしていく。これは、レバレッジメモと呼ばれている。そして、このレバレッジメモを、普段の生活の空き時間に繰り返し見直す。

メリットとデメリット

この読書法のメリットは、ある程度、自分の関心領域や問題意識が明確になっている場合には、非常に有効である。そして、レバレッジメモを繰り返し見直す事で、本の内容を仕事にどう生かしていくかという、アクションプランを作成していく。非常に実践的な読書方法だ。

逆にレバレッジリーディングのデメリットは、レバレッジメモを作成するのに非常に時間がかかってしまう事だ。

まとめ

速読術は、誰でもマスター出来る

強調したいのは、速読は誰でもが習得できるスキルであるという事だ。速読は、特殊なスキルだと思っている人が多いけれども、それは違う。練習次第で、程度の差こそあれ、誰でも身につける事が可能である。

例えば、アメリカでは、速読術が実践的なビジネススキルの一部と見なされていて、速読に関するビジネス書や、研修プログラムなどが多数存在している。日本では特殊技能だと思われている速読だが、アメリカでは一般の学生、ビジネスパーソン向けのスキルとして普及しているのである。

速読のメリットは大きい

速読をマスターして最初に実感するのは、それまで苦手だった分野の本が読めるようになる事だろう。速読をマスターする前は、ビジネス書を読むのが大変だった。難しいし、時間がかかるので全く読めなかった。しかし、速読をマスターすると、1冊を30分~1時間位で読み終える事が出来るようになった。

苦手な分野の本が読めるようになったというのは、僕にとって本当に大きな変化だった。今は、ある分野に興味を持つと、とりあえず、本を2-3冊買って、一気に読むようになった。知らない分野でも短時間でそこそこの知識を得る事が出来るようになったのである。本代がかさむというデメリットはあるが、それ以上に自分の世界が広がり、ビジネススキルの大幅アップに繋げる事ができる。

参考情報

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レバレッジ・リーディング

特打式® 速読 (注)使った事は無いのですが、Webサイトを見ると良さそうなので、紹介しました。