Facebookページでファンを増やすには?おもしろ投稿の海外事例三選

コンテンツマーケティング

思わずプッと吹き出してしまうようなコンテンツと出会うと、「むしゃくしゃした気分を吹き飛ばしてくれてありがとう!」という気持ちにならないだろうか? そして、ついつい「いいね!」を押したり、他の皆とシェアしたくなったりするものだ。だから、ユーモアを取り入れたコンテンツは人気が高く、ソーシャルメディアでも拡散されやすいのだろう。

しかし、おもしろいコンテンツを作ろう! と思っても、ユーモアにはさまざまな種類があるし、笑いのツボも人それぞれ。人を笑わせることは、そう簡単でも単純でもない。

オリジナリティーあふれるユーモアを取り入れるヒントを得ていただくために、Facebookでユニークな投稿をしているビジネスを三つご紹介する。

本のあらすじを10ワード以下で返してくれる【Sonic Drive-Inの事例】


Sonic Drive-InのFacebook投稿例のスクリーンショット
(出典:Contently「The Best Branded Content of August」

Sonic Drive-Inは、アメリカのドライブイン型ファーストフード店。「いいね!」数が300万を超えるFacebookページで行ったのは、こんなユニークな募集だ:

「本の題名を挙げてくれれば、10ワード以下であらすじを返します」

ユーザーがさまざまな書名(お題)を投稿していくが、Sonic Drive-Inはその全てに短時間で、とてもユニークな答えを返している。

例えばカフカの『変身』であれば、「男が虫になって、家族の重荷になる」。『時計じかけのオレンジ』は、「近未来の全体主義社会。バイオレンス、バイオレンス、バイオレンス」。『ハムレット』は、「父親の復讐を望むが、少しやり過ぎる」……。

名作を身も蓋もない言い方で表しているのだが、的を射てもいるので、ついニヤリとしてしまう。これはユーモアの一例であるが、ファンとの関係構築のお手本としても見習いたい。

英文法ユーモアのオンパレード【Grammarlyの事例】

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出典:GrammarlyのFacebook投稿例

Grammarlyは文法や句読点をチェックしてくれる、オンライン英文校正サービスだ。「いいね!」数が400万に近いFacebookページは、英語の文法に関係したユーモアたっぷりの投稿で賑わっている。

その例のひとつが上の投稿だ。「句読点はパワフルだ」というネタなのだが、太字の部分に注目していただきたい。

英語の先生が黒板に「A woman without her man is nothing」と書き、正しく句読点を打つよう生徒たちに言った。

男子生徒たちの答えは、「A woman, without her man, is nothing(女は、男がいなければ、無意味)」。女子生徒たちの答えは、「A woman: without her, man is nothing(一人の女性:彼女なしでは、男は無意味)」だった……というもの。

他にも笑えるだけでなく、「確かになぁ」と納得し、自然と英文法について考えさせられるコンテンツばかりが並んでいる。全てが、Grammarlyの提供する文法校正サービスの必要性に直結している戦略は、見事としか言いようがない。

犬の画像……だけじゃない【BarkBoxの事例】

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出典:BarkBoxのFacebook投稿例

Bark & Coは犬の幸せと健康を考えている会社で、犬のニュースを配信するBarkPostといったサービスやアプリを展開している。BarkBoxもそのひとつで、厳選された犬のおもちゃやおやつなどのパッケージを毎月届けるサービスだ。

「いいね!」数が58万に迫るBarkBoxのFacebookページで公開されているのは、もちろん犬関連のコンテンツ。かわいい、またはおもしろい犬の画像がふんだんに使われている。

動物の画像や動画の人気が高いことは皆さんもご存知のとおりだが、BarkBoxの場合、ただ画像を投稿するだけでは終わらない。まるで画像に登場する犬たちが喋っているように、台詞を添えている点がユニークだ。

例として、上の投稿例をご覧いただきたい。二匹の犬が写っており、片方はサラサラのロングヘア(?)だ。「あなた、どこのコンディショナー使ってるの?」と言っているのは、おそらく右の犬だろう。

動物を使った注目を集めやすいコンテンツに、さらなるひと工夫を加えて、もう一段上のレベルまで持っていっているところが素晴らしい。

最後に

ユーモアの取り入れ方にもいろいろあることを見ていただくために、なるべく種類の異なる例を取り上げてみたつもりだ。参考になるものは、あっただろうか?

特に最初の二つは、テキストだけで勝負しているところに注目したい。画像も入れればさらに強力かもしれないが、文字だけで十分に人を笑わせられることを証明している。

最後の例も画像を使ってはいるが、笑いを取っているのはテキスト部分だ。画像に頼るのではなく、気の利いたテキストを思いつくことが、無敵のコンテンツを生み出すヒントなのかもしれない。

誰かを笑わせるというのは、その人のポジティブな感情を引き出すということ。ポジティブな印象を抱いてもらえるように、お客さんが思わずくすりと笑ってしまうコンテンツの作成に励んでいただきたい。