優れたマーケティングエージェンシーを選ぶために聞いてみたい3つの質問

デジタルマーケティング
Webマーケティングを実践する人にとって悩ましいのは、どんな手法を用いても、成果が100%約束されているわけではないことだ。
Webマーケティングには、SEO(検索エンジン最適化)やSNSの活用、コンテンツ作成など、さまざまな手法がある。しかし、どんなに時間や労力をかけても、それと比例して成果が出るとは限らず、場合によっては徒労に終わってしまうこともあるかもしれない。
あなたがもしWebマーケティングを外注しようと考えているなら、このことを理解したうえで、できる限り良い成果をあげられる(可能性の高い)優秀なエージェンシーを選ぶ必要がある。この優秀なエージェンシーは、どうやって見分ければいいのだろうか。そのための質問をまとめてみたのでご紹介したい。
目次
優秀なエージェンシーを見分けるための3つの質問
1. あなたの会社の強みは何ですか?
まずは、どんな会社にWebマーケティングを依頼しようとしているかを知るためにも、この質問をぶつけてみよう。
前述したとおり、Webマーケティングにはさまざまな手法があり、会社によってそれぞれ得意としている分野は違う。例えば、SEOに自信のある会社、コンテンツの制作を得意としている会社、アクセス解析データから顧客の動向を読むのがうまい会社など、さまざまだ。
こんな基本的な質問も答えられず、「とにかくウチに任せてください!」なんて言われたら、その会社はとはちょっと付き合い方を考えたほうがいいかもしれない。
2. Web上のチャネルは、全部活用したほうがいいですか?
FacebookやInstagram、YouTube、Pinterest、Twitter、モバイルアプリなど、顧客との接点を持てるチャネルは無数にある。もしかしたら、チャネルは多いほうがいいと考えている人もいるかもしれない。
しかし、ここで考えてみてほしい。Webサービスによって、メインとなるユーザー層は異なる。例えばFacebookとPinterestは、どちらもユーザー数に占める女性の比率が男性の比率よりも高いが、Pinterestのほうがより高収入のユーザーが集まる傾向がある。女性に高額ブランド商品を訴求するうえで、どちらが有利かは説明するまでもないだろう。
このように、Webサービスにはそれぞれメインとなるユーザー層がある。これを考慮せずにただチャネルを増やしても、コストを増やすだけの結果になってしまうだろう。上記の質問に「もちろんです」などと答えるエージェンシーは要注意だ。
3. どのようにして目標を達成しますか?
マーケティングを行う以上は、ターゲットと目標の設定が必要だ。エージェンシーを選ぶ際には、このターゲットにどうやってリーチし、目標を達成するのかを忘れずに確認しておきたい。
一口に顧客を増やしたいと言っても、コーポレートサイトのPVを増やすのと、ECサイトなどの売り上げを伸ばすのとでは、アプローチが大きく異なる。また、いくら顧客を集められたとしても、ターゲットとして設定されている層の割合が低ければ、あまり大きな効果は期待できないだろう。
目標達成までのプロセスを説明できず、「やることをやって、あとは結果待ちです」などと考えているエージェンシーが信用できないのは言うまでもない。もしマーケティングの結果が思わしくなく困っても、そういったエージェンシーが親身になって相談に乗ってくれることはないだろう。
どうせなら優秀なエージェンシーを選びたい
自社内に大人数のマーケティングチームを用意できるような大企業ならともかく、多くの企業はメンバーがほかの業務と兼任していたり、少人数のチームでWebマーケティングを実践していたりするのではないだろうか。
自分たちの手が足りないので外注するという場合には、どうせなら高い成果をあげられる、優秀なエージェンシーを選びたいもの。ここでご紹介した質問が、その助けになれば幸いである。
参考元:?5 Questions to Ask Before Hiring a Social Media Marketing Agency?25 Essential Questions to Ask Your Marketing Agency
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