クリエイティビティを身につける3つの実践的な方法

経営・ビジネスハック

「クリエイティビティは、一部の天才にのみ先天的に与えられたスキルである」と考えている人が多いのではないだろうか?

しかし、そんなことはない。

最近では、「クリエイティビティ(創造力)は、訓練によって誰でもある程度習得することができる」という説が有力になってきているのだ。

今日は、最近の海外の研究結果などから、クリエイティビティを育む実践的な方法を3つ厳選してご紹介しよう。

1. 手段に制限を設け、条件を厳しくしてみる

まずは、自分の行っているタスク(文章を書く、動画を作るetc.)に取り組む際、手段に制限を設けてみよう。それが、クリエイティビティを生むことになる。

例えば、いつも1000字でショートストーリーを作っていたら、今日は500字で作ってみよう。すると、どうなるか?次の例を見てみよう。

エッセイやブログなどを書いていて、例えば「上の階の住人が立てる謎の大きな音」について、まず次のように綴ったとしよう。

「…上の階の住人は、ものすごく大きな音を立てていた。それは、そこらじゅうに響き渡るような迫力のある音で、どしん、どしんと規則的に床を打ち鳴らすような感じであった。」

これを、半分くらいの字数で書き表そうとしてみよう。すると、例えば次のようになる。

「…上の階の住人は、まるで、ゾウが縄とびをしているかのような音を立てていた」

どうだろう?このほうが、クリエイティブで印象的な表現になっているのではないだろうか?

人間はタスクを成し遂げる際、「制限」がないと、つい「これまで普通に行ってきた方法」をとってしまうものだ。ところがそこに「制限」を設けると、「他の方法」を考えないとタスクをクリアできない状況に陥り、そこからクリエイティブな発想が生まれるというわけである。

この方法はお薦めなので、是非試してみてほしい。自分でも思いもよらなかった独創的な表現やアイディアを考えつく場合もある。

2. 事実と反することを考える

何でもいいので、事実と反することを考えてみよう。

例えば、「もしナポレオンがいなかったら、その後の歴史はどうなっていたか?」とか、「愛犬がもし人間の言葉をしゃべれたら、どうなるか?」とか、そういうことでいい。

これにより、「発想力」が鍛えられる。「普通と違うこと」や「常識では考えられないこと」を思いつく発想力というのは、クリエイティビティの源泉となるので、このような訓練を繰り返すとよい。

例えば、あなたの愛犬(あるいは近所の飼い犬)が言葉をしゃべれるとしたら、まず最初に聞いてみたいことは何だろうか?そんなことを想像してみるとよいだろう。

3. 問題の本質は何かをもう一度考える

クリエイティブな人間は、問題の本質は何かを、通常の枠組みを超えて考えることができるという。その思考方法を真似ていくとよい。

これは、どういうことだろう?商品開発を例にとって見てみよう。

例えば、200年くらい前に、あるメガネのメーカーが、自社の商品をもっと売れるようにしたいと思っていたとする。そして、社員に「このメガネをもっと売れるものにするアイディアを出してほしい」と呼びかけたとする。

どういうアイディアが出てくるだろうか? 普通、「メガネのフレームを、もっとお洒落なものにする」、「レンズをもっと軽くする」などといった意見が出てくるだろう。

ところが、クリエイティブな人間は、例えばコンタクトレンズのようなアイディアを思いつくのである。

普通の人間は、「メガネ」の枠組みの中でしか、「売れる商品を作る」という問題を解決できないのに対し、クリエイティブな人間は、問題の本質を見つめ直し、この枠組みを超えるのである。

彼らは、「どうしたら、商品がもっと売れるのか?」を考える際、「そもそも、人はなぜメガネをかけるのか?」 というニーズの本質に立ち返り、そこで、「視力を矯正するためである」ということを再確認する。そして、「視力を矯正できれば、メガネという形でなくてもいいのでは?」…という風に、通常の枠組みを超えた発想ができるのだ。

この思考方法は、是非覚えておきたい。例えば、自社の従業員から新商品のアイディアを募集する場合も、この方法を紹介してから意見を出してもらうとよいだろう。より新鮮味のあるアイディアが期待できる。

まとめ

いかがだっただろうか? クリエイティビティは、通常の方法論や常識から離れてみることから育まれていく。

今回ご紹介した方法は、どれも、すぐに始められるものばかりである。是非、効果的に取り入れていって、クリエイティブなコンテンツ制作や商品開発を目指していってほしい。

参考元:7 Ways to Boost Your Creativity Photo:Some rights reserved by Crispin Blackall, flickr