SNSマーケティングの効果が上がる商品写真の撮り方8つのポイント

デジタルマーケティング

個人経営の企業から大企業まで、マーケティングに広く活用されるSNS。FacebookやTwitter、Instagramは手軽に写真をアップできて、ブランディングやプロモーションに活用される場面も多いですよね。でも、SNSには「ダメな商品写真」も多々流れてきます。
 
SNSにアップする写真は、ブランディングにおいて非常に重要です。今回は、主にコスメや生活雑貨などの商材を扱う皆さんのために、だれでも実践できる商品写真撮影のコツをご紹介します。

ダメな商品写真とは何か?

ダメな商品写真とは、「商品情報」が正しく、十分に伝わっていないものです。
商品情報には、商品そのものの見た目だけでなく、素材や使用場面、ターゲットなどのコンセプトも含まれます。カッコよく撮れている写真でも、商品情報が伝わっていなければ、よい商品写真とはいえません。

商品の写真撮影においてありがちな失敗には、次の8つがあります。

● NG例1:背景にいろいろなものが写り込んでいる
● NG例2:全体的に暗い
● NG例3:写真によって色味がバラバラ
● NG例4:配置の仕方が粗い
● NG例5:写真ごとに構図がバラバラ
● NG例6:陰と光のコントラストが強すぎる
● NG例7:対象物が光を反射している
● NG例8:白くぼやけていて汚い

それぞれの原因と対策を探りながら、どうすれば魅力的な写真が撮れるのか探っていきましょう。

NG例1:背景にいろいろなものが写り込んでいる201512-8-tips-on-picturing-for-sns-marketing_2.png

見せたい商品の後ろに、商品と関係のないものが意図せず写り込むのはNGです。とくに、生活感のあるもの、ドアや窓が中途半端に写り込んでいたり、関係のない人が写っていたりなど。商品に関係がないものが写ってしまうと、商品のイメージがブレる可能性があります。

このような写真になる理由は、商品しか見ていないため。商品まわりの風景も商品のイメージを伝える重要な要素になるので、気を使いましょう。

簡単な改善方法

背景に中途半端なものが入り込まないように注意すること。あらかじめ商品のコンセプトを明らかにし、イメージに沿うよう、背景を工夫するといいでしょう。たとえば、お風呂で使うグッズならば背景は清潔な洗面台やタオルなどにするなど、植物性であることをアピールしたいなら、植物を添景として入れるなど。商品を使用する場面や商品の素材など、商品と関係のあるものをそろえます。

どのような背景にすればいいのか決められない場合には、白で統一してしまうのも一つの方法です。

NG例2:全体的に暗い
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写真全体が黒っぽくなってしまうことがあります。実際の商品の色より暗い色の写真では商品の情報が正確に伝わりません。また、意図せず暗い印象を与えてしまいます。

写真全体が暗く感じられる理由は、単純に、明るさが足りておらず、黒がかかってしまっているためです。

簡単な改善方法

蛍光灯の下で撮るなどして、明るさに配慮することが大切です。目安としては、白が白だとハッキリわかること。商品ごとに、最適な明るさを模索してみましょう。

写真を撮ったあと、商品の実物と並べて比較してみれば、その違いがわかります。比較することで、暗すぎる、あるいは明るすぎるというのがわかるかと思います。
実際の商品の色が伝わるか、比較してください。

どちらかといえば、明るいほうがいいかと思います。基本的にはコンセプトに合わせるべきですが、迷ったときには背景は白、そしてなるべく明るくするべきです。

もし、SNSなどでも投稿する場合には、加工してでも明るくしたほうがいいですね。そのほうが見栄えは良くなります。

NG例3:写真によって色味がバラバラ
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実物と比較してみると、黄色っぽく見えたり、白っぽく見えたり、青っぽく見えたりする写真があります。これも、商品情報が正しく伝わらない1つの原因です。

色味がバラバラになるのは、写真を撮るときの照明、明るさなどが統一されていないことが一つの要因です。たとえば、オレンジの豆電球などを使えばオレンジに、LEDではかなり明るい白色に、晴れた日の光が窓から入ると、その日の天気によって色が代わります。環境が写真に影響しているために、同じ商品を撮ったとしても、それぞれに違いが生じてしまうのです。

簡単な改善方法

改善方法は、カメラの撮影技術にあまりなく、トーンを常に合わせるのが難しい場合には、常に、同じ環境で撮影すること。照明に使う明かりを統一し、撮影場所を決めておけば、それぞれの写真に統一感がうまれます。

もちろん、時間によって日光の入り具合が変わるのであれば、配慮するべきです。光の影響が懸念されるのであれば、窓がない部屋で撮影するのがベストでしょう。

NG例4:配置の仕方が粗い
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SNSに投稿されている写真に多いのが、商品をただ横に並べているだけのもの。また、複数の写真があった場合に、一方では凝った配置をしているのに、一方では適当に並べている、というものも見受けられます。

これは、配置に時間をかけず、カメラの性能だけで良い写真を撮ろうとしていることが原因です。配置に時間をかけていない写真というのは、時間をかけている写真と比較すると明らかに雑なのがわかってしまいます。大手のブランドではプロのカメラマンが配置に何時間もかけたような写真を撮っていますから、SNSでそれらの写真と並んでいると、どうしても時間のかけられていない作品に粗は見えてしまいます。結果として、ユーザーの目に留まらずスキップされます。

簡単な改善方法

ただなんとなく並べるのではなく、商品のコンセプトにしたがって配置に十分な時間をかけましょう。調整を繰り返しながら、短くても5分から10分ほどは時間をかけるべきですね。

NG例5:写真ごとに構図がバラバラ
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SNSでは、複数の写真がアップされるのが前提です。構図のコンセプトを統一していないと、それぞれがいい写真だったとしても、統一感がなくなってしまいます。結果、パッと見たときにそのブランドだと認知されにくくなります……

簡単な改善方法

構図や背景も記号になるので、いくつかの構図の型を決めておくとよいでしょう。その構図を見たときに、自動的にそのブランドを思いださせるように刷り込みができたら、ブランディングは成功です。

NG例6:陰と光のコントラストが強すぎる201512-8-tips-on-picturing-for-sns-marketing_7.png

商品の陰が深く、濃くなっていませんか? 基本的に商品写真において暗すぎる影はNG。黒は色のなかでも最も強い色です。自然に目が惹き付けられてしまい、肝心の商品から目をそらせます。

商品に光が直接当たって色が白く飛んでいるのもダメです。商品情報が目に入りません。陰は、明るくても暗くてもダメです。トーンを平等にすることが大切です。ただし、商品をカッコよく見せたいのなら、陰がプラスにはたらこともあります。状況に応じて使い分けましょう。

簡単な改善方法

商品のイメージに合わせてコントラストを調節すること。とくに、コスメや日用雑貨など、清潔感があって明るいイメージの撮りたい場合には、陰と光のコントラストが強すぎるのはNGです。

いちばん気をつけてもらいたいのは人間の陰。写真撮影をしている人の陰は写り込みやすいですが、ちょっと注意すれば避けられるので、撮影時には意識しておきましょう。

NG例7:対象物が光を反射している201512-8-tips-on-picturing-for-sns-marketing_8.png

商品のなかには、パッケージの影響などで、光を反射するものがあります。明かりやフラッシュによって光が反射すると、商品が見えにくくなってしまいます。

もし光の影響で商品のロゴや文字が隠れてしまったら、きれいに撮れたとしても見えにくくなり、PRの意味が薄れます。

簡単な改善方法

あらかじめ、光が反射しないように撮影しましょう。横から光をあてたり、服などで光をさえぎったりすれば、反射をふせぎつつ撮影できます

どうしても光を反射してしまう場合には、光源を調節してみてください。できるだけ明るさを調整して、補正を加えるという方法もあります。

カメラの性能や光源の調整に限界がある場合には、Photoshopなどを使い、あとから手を加えるといいでしょう。

NG例8:白くぼやけていて汚い
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いわゆる「白飛び」です。カメラのコンディションや周辺の環境によって、画面全体が白くなってしまう場合があります。

とくにスマホで撮影する場合には、レンズが汚れているために、白飛びが発生しやすいもの。単純に、手垢がカメラに写ってしまうのです。

簡単な改善方法

白飛びは、撮影した写真を確認するだけで、簡単にふせげます。画面がぼやーっとしているようであれば、レンズを掃除しましょう。写真を撮ったあと、必ず確認するクセをつけることが大切です。また、スマホはもちろん、デジカメでも、きちんとレンズを掃除すること。まれに、フラッシュの影響で白飛びしてしまうこともあるので、状況に応じて使わないようにしましょう。

ちょっと気を遣うだけでSNSマーケティングの効果は上がる

写真を撮る際には上記の8ポイントに気をつけてみてください。ちょっと気を遣うだけで、「ダメな商品写真」は改善できます。コンテンツマーケティングの基本はよいコンテンツをユーザーに届けること。SNSで流すコンテンツも、ユーザーの目を楽しませるようなものにして、ユーザーとエンゲージメントを高めましょう。

基本は、「配置→光源→撮る」これだけです。また、専用のアプリを使えば、セピアやモノトーンなどの効果を与えたり、明るさを調整したりなど簡単にいろいろなエフェクトがかけられるので、積極的に取り入れるとよいです。

商品情報がしっかり伝わる写真をアップして、SNSマーケティングの効果を高めましょう。

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