【講座レポート】「コンテンツマーケティング戦略講座」@慶應ビジネススクール

コンテンツマーケティング

2015年4月16日。新緑のまぶしい慶應義塾大学・日吉キャンパスの協正館にて、イノーバ営業部マネージャーの神山拓郎が、コンテンツマーケティングに関する講義を行いました。

受講生は、現在、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)でマーケティング戦略を学んでいる皆さん。クラスの担当教授は、ビジネス・マーケティングを中心に教鞭を執っていらっしゃる余田拓郎博士です。実は神山自身も2010年度の余田ゼミ卒業生であり、懐かしいキャンパスへ戻っての講義。そのせいもあってか、冒頭は少し照れも混じりながらのスタートとなりました。

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講義の課題はECサイトへのコンテンツ提案

このたびの講義タイトルは『コンテンツマーケティング戦略』です。まずはイノーバの簡単な紹介と共にコンテンツマーケティングの概要、アメリカでの事例、日本でもWEBマーケティングの手法として主流になりつつあることを説明。さらに議題は具体的な国内事例へと移ります。

今回の講義には、弊社のお取引先である株式会社ドレステーブルの代表取締役・丸岡武司様にもご同行いただきました。ドレステーブルの主な事業内容は食品の輸出入と卸し、楽手市場の店舗『ハイ食材室』での食材の販売。これから弊社と共に本格的にコンテンツマーケティングに取り組もうとされています。

ゼミ生の皆さんには、『ハイ食材室』の業績や現状の課題を資料として共有。同じく弊社事例の海産物販売『越前かに問屋ますよね』についてもご紹介するとともに、資料をテキストとして配布。ゼミ生の皆さんは、講義を受けた後にこのEC2社に対してのコンテンツマーケティング戦略を練り、具体的なコンテンツテーマへと落としこみ、6月にプレゼンを行うのが課題です。

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ユーザーのニーズをどう探り出す?

神山による90分間の講義の後、質疑応答の時間に。生徒さんからは「コンテンツマーケティングとはロングテールと考えるべきものなのか?」「費用対効果は?」「コンテンツのターゲットにすべきは既存顧客? 将来の見込み顧客?」など鋭い質問も飛び出しました。

そんな中に「実は『ハイ食材室』のユーザーなのですが……」という生徒さんが。これには丸岡社長もびっくり!なんでも数年前からパルミジャーノ・レッジャーノチーズを『ハイ食材室』でリピート買いしているとのこと。ここで丸岡社長から、逆に「なぜパルミジャーノ・レッジャーノチーズを買おうと思ったんですか?」との質問が。

そう、ここにコンテンツマーケティングのヒントが隠されています。

なぜ人はネットで「パルミジャーノ・レッジャーノチーズ」と検索するのか?

生徒さんの答えは「おいしいカルボナーラを作りたいなと思って」。本格的なチーズを探していたら検索したところ、『ハイ食材室』にたどり着いたとのこと。

「おいしいカルボナーラが食べたい」→「自分で作ろう」→「チーズを探そう!」というユーザーに応えるコンテンツを制作すれば、商品への誘導は自然かつスムーズですね。ユーザーの潜在的なニーズをいかに探り出すか……。KBSの皆さんがコンテンツマーケティングを学ぶ講義のはずが、イノーバ側のスタッフも改めて基本かつ大切なことに気づかされる貴重な場となりました。

イノーバでは今後もさまざまな場でコンテンツマーケティングの正しく理解・実践していただくための情報発信を行って参ります!
 
記事執筆:(株)イノーバ。イノーバでは、コンテンツマーケティングのノウハウを詰め込んだ無料のebookや事例集をご提供しています。ダウンロードはこちらからどうぞ→https://corporate.clst01.innova-jp.net/library/

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