世界一のソーシャルメディアマーケターが教える、あなたが本当に身につけるべき10の資質

コンテンツマーケティング

米国のコンテンツマーケティング専門家バリー・フェルドマン

彼が米人気マーケティング情報サイトMarketingProfsに寄稿した記事が興味深い。ソーシャルメディアマーケターが身につけるべき10の資質について、本人の翻訳許可をもらったので紹介しよう。

世界一のソーシャルメディアマーケターになるために

ソーシャルメディアマーケティングの世界は日進月歩だ。

企業のソーシャルメディアマーケティング担当者は、1人でも自社ブランドのフォロアーを増やそう、1つでも”いいね!”を増やそうと日々躍起になっているだろう。

目標を掲げ戦略を構築し、様々なクラウドサービスをフル活用してチームメンバーと情報を共有する。あらゆるソーシャルメディアの最新のアップデート状況に精通し、「タテヨコ何ピクセルの写真がもっともシェアされやすい」なんて統計学者顔負けの知識も身につけているかもしれない。

しかし、それでも貴方は「世界一のソーシャルメディアマーケター」にはほど遠い。

「世界一のソーシャルメディアマーケター」になるために、本当に身につけるべき10の資質をご紹介しよう。

ソーシャルメディアマーケターが本当に身につけるべき10の資質

1.聞き上手であれ

ソーシャルメディアの最大の目的はなんだろう?そう、人と人が関係性を作ることだ。

自分の言いたいことだけを一方的にまくし立てるような人が、多くの人達と関係性を作れるだろうか?よい聞き手であれ。オンラインだろうがオフラインだろうが変わることのない、関係性作りの基本だ。

2.「マーケター」であることに固執するなかれ

ソーシャルメディアの最大の特徴は、それが「ソーシャル」である点だ。

ソーシャルメディアマーケターのオンラインでの活動は、当然ビジネス上の目的があってのことではある。しかし、ここに従来のダイレクトレスポンスマーケティングの考え方をそのまま適用することは、折角作り上げたファンとの関係性を破壊しかねない。目の前の売上の最大化を目指す「マーケター」としての視点を手放すことも必要なのだ。

じっくりとファンとの関係性を作っていくことで、長期的にはより大きな利益を手にすることが出来るだろう。

3.シェアすることで世の中に貢献するという姿勢を持て

世界的地位のある人物や成功者ほど謙虚で他者への感謝を忘れない、というのは世の常だ。

業界に関する高度な専門知識を持つソーシャルメディアマーケターとして最も重要なことは、価値ある情報を発信している専門家の成果を世の中に広め、その功績をたたえることだ。それが業界全体への貢献にもなり、ひいては自社の利益にもつながることだろう。

4.ファンや読者の反応に敏感であれ

ソーシャルメディアが従来のマスメディアと大きく違う点は、その双方向性にある。

発信して終わり、の広告とは違うのだ。Twitterへの投稿もFacebookへのアップデートも、ファンとつながるための「始まり」に過ぎない。

ファンや読者が投稿に対して意見や質問を寄せてくれたとき。それがソーシャルメディアマーケターにとって最も重要な瞬間であり、本当の仕事の始まりなのだ。

5.自分を偽るなかれ

偉大なソーシャルメディアマーケター達は、ネットを隠れ蓑にするようなことはしない。

彼らは可能な限り「素のままの自分自身」であろうとする。気取らず、正直に、誠実に。ネットで自分以外の何者かを演じることは出来るかも知れないが、それが長続きしないことを知っているからだ。

6.猿山の大将になるな。ユニークな存在であれ

ソーシャルメディアにおいて、フォロアー数や「いいね!」数は実はさほど重要ではない。

ソーシャルメディアマーケターとしての影響力を高めたければ、自らの専門性に特化し、その分野におけるリーダーを目指すべきだ。

議論を先導し、他者意見に耳を傾け、同じゴールを共有する専門家のグループをまとめあげることであなたは自然とその分野における唯一無二のユニークな存在となっていることだろう。

7.辛抱強くあれ

あなたが尊敬を抱く偉大なソーシャルメディアマーケターを見つけたら、どうやってその域に至った秘訣を聞いてみるといい。

「関係性作りは一度に一つずつ」と教えてくれるかどうかはわからないが、少なくともソーシャルメディアマーケティング成功への道が時間のかかるものであることは否定しないだろう。辛抱強くあれ。

8.ライティング能力を磨け

ソーシャルメディア空間は極めて騒々しく、あなたの投稿はその玉石混交の情報に埋もれてしまいがちだ。

だが、世界一のソーシャルメディアマーケターはその中でも一際目を引き、読み手と繋がることが出来る。「文章の書き方」を知っているからだ。

本当に伝えたいことだけを簡潔かつ刺激的な文章に表現する。確信に満ちてながら傲慢であることなく、寛容さを忘れない。

ここに、読み手をニヤリとさせるようなユーモアを一振りするセンスが加われば、世界一のソーシャルメディアマーケターに一歩近づけるだろう。

9.情報発信におけるバランス感覚を養え

絶え間ない情報収集と幅広い分野における知見は、ソーシャルメディアマーケターの必須要件だ。

ある時は最新情報の発信者として議論をリードし、またある時は情報を選別して人々に伝えるキュレーターの役割を担う。先端情報を追いかけつつ、必要に応じて議論の土台となる基礎情報にも立ち返る。常に人々の話題となるようなネタを提供し、時には人々をアッと驚かせるような情報を発信する。

このような情報発信におけるバランス感覚こそが、ソーシャルメディア上での影響力を持つために重要な能力と言えるだろう。

10.ソーシャルメディアだけに頼るなかれ

世界一のソーシャルメディアマーケターは、ただネット上を徘徊しているわけではない。Facebookの「いいね!」ボタンが本当の関係性を作ってくれるわけではないことを理解しているからだ。

外へ出て、同僚と、パートナーと、顧客と、そしてあなたが手助けをすることが出来る人達とつながろう。電話をかけ、手紙をしたため、面と向かって言葉を伝えよう。

「ネットワーキング」という言葉はソーシャルメディア誕生のずっと前から存在する言葉だ。ソーシャルメディアマーケティングに精通した人物であればあるほど、リアルな世界での関係性作りの重要性を理解している。

まとめ:すべては誠実な「関係性」作りから

いかがだっただろうか?

「ソーシャルメディアマーケティング」というと、キーワードだとか拡散率だとか、専門的・技術的な議論に終始してしまうことが多いかも知れないが、詰まるところ「関係性作り」なのだ。

あなたが小学生だったころ、クラスで人気者になる生徒、信頼される生徒、皆が一目置くような生徒がいただろう。

彼らは、本能的に知っているのだ。伝えたいことを人に伝える「影響力」を持つためには、相手を尊重し、一つ一つの「関係性」を誠実に、大切に育てていくしかない。

そんな極めて人間的な、思いやりと努力こそが、「世界一のソーシャルメディアマーケター」になるための秘訣、と言えるのかもしれない。

参考元:Meet the World's Greatest Social Media Marketer Photo: Some rights reserved by Raphaellove, flickr